これからの言語聴覚士③

地域リハビリテーション

手術によって失語症を患うことになった患者が、病院ではなく住み慣れた地域で生活したいと願い出たとしましょう。

この方に対して言語聴覚士ができる援助には、どのようなものがあるでしょうか。

地域リハビリテーション施設

まず考えられるのが、地域の保健・福祉センターで機能回復訓練を受けること。

中には失語症教室など、症状別に特化した教室を設けている自治体や施設もあり、地域全体で機能回復を助ける努力が伸長しています。

また、通所リハビリステーションで言語聴覚療法を行ったり、自宅へ訪問して訓練を行うといった処置もあり得ます。

こうしてみると、言語聴覚士の活躍の機会はたくさんあるように思えます。しかし、作業療法士や理学療法士と比べて言語療法士のリハビリステーションはまだまだ少ないのが現状で、リハビリテーション科はあるものの、言語聴覚士を配置していないという医療機関も目立ちます。

それでも、地域で自立して自分らしく生きることに魅力を感じ、実現したいという患者はやはり多く、需要と供給が合致していないのが今日の状況です。訪問介護や通所・訪問リハビリテーションなど、介護保険の給付サービスにも幅が広がり、要介護者(特に高齢者)が増えるにつれ、必要なサービスの件数自体も増加の一途をたどることでしょう。

地域リハビリテーションは、今はまだ少ないものの、これからますます言語聴覚士が必要となる領域の一つと言えます。

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